直接面談することの大切さ

コロナ禍を通じて、仕事のやり方など、多くのことが変わりました。
その中の一つがZoomなどのオンライン面談です。
コロナ禍が終わった現在も、オンライン面談を行う機会があることでしょう。
当事務所でも、遠方のお客さまなど、オンラインでの面談を行うことは多くありますが、基本的には直接面談することとしています。
直接面談には、オンライン面談に無いメリットが多くあるからです。
今回は、直接面談のメリットについて、詳しく掘り下げてみます。

信頼関係を深めやすい

直接会うことで、互いに顔を見ながら話すことができ、相手の表情や仕草などの非言語的なコミュニケーションがより明確になります。
これにより、互いの信頼感が深まりやすく、より良い関係性を築くことが可能です。
特にビジネスの場面では、信頼関係が取引やプロジェクトの成功に直結するため、直接面談は非常に重要な役割を果たします。

コミュニケーションの誤解が減る

オンライン会議では、音声や映像の遅延、インターネット接続の問題などにより、相手の言葉が途中で途切れたり、正確に伝わらなかったりすることがあります。
一方、直接の面談では、リアルタイムで相手の反応を見ながら会話を進められるため、誤解が少なく、コミュニケーションがスムーズに行えます。

集中力が高まる

オンラインでのやり取りは、画面越しで他のタブや通知が気になることがあり、つい集中力が散漫になりがちです。
しかし、直接会うことでお互いに目の前の相手に集中することができ、深い対話や集中力の高い議論が生まれやすくなります。
特に重要な議題や複雑な問題について話し合う場面では、対面での集中力が効果的です。

相手の感情を読み取りやすい

直接面談では、声のトーン、表情、姿勢などから相手の感情をより敏感に読み取ることができます。
これにより、相手が何を感じているのか、どのように反応しているのかを把握しやすく、より深いコミュニケーションが可能になります。
特に、デリケートな問題や感情を伴う話題については、対面で話す方が効果的です。

迅速な意思決定ができる

直接会って話すと、会話の流れが途切れることなくスムーズに進むため、その場で迅速な意思決定が可能です。
オンラインでは、時折会話が途切れたり、チャットツールでのやり取りが時間を要したりすることがありますが、直接面談ではそのような遅延がなく、即座に話し合い、結論を出すことができます。

人間関係が構築できる

対面でのやり取りは、単なる業務的なやりとりを超えて、相手との人間関係を深める重要な要素となります。
顔を合わせることで、互いの人柄や価値観をより理解でき、長期的な関係を築く土壌が生まれます。
ビジネスパートナーやクライアントとの長期的な関係を重視する場面では、定期的な直接面談が有効です。

環境や雰囲気が与える効果

直接面談では、会議室やカフェなどの物理的な空間の雰囲気が話の進行に影響を与えることがあります。
リラックスできる環境や互いにとって心地よい場所での対話は、オンラインの画面越しでは得られない親しみやすさを生み出し、より率直なコミュニケーションが生まれます。

創造的なアイデアが生まれやすい

直接面談の場では、会話のキャッチボールがスムーズであり、ちょっとした話題や発言がきっかけとなり、新しいアイデアが生まれやすくなります。
オフラインの場では、ホワイトボードやメモ用紙を使ったディスカッションも可能で、オンラインでは得られにくいクリエイティブな思考が促進されることがあります。

まとめ

直接面談には、オンラインコミュニケーションでは得られない多くのメリットがあります。
特に、信頼関係の構築や感情の読み取り、迅速な意思決定、長期的な関係性の構築など、対面でのやり取りならではの効果が期待できます。
オンラインが便利で効率的な手段であることは間違いありませんが、重要な話題や関係を深めたい場面では、直接会って話す価値は非常に高いものです。
また、ここ最近のAIの発展により、税理士の役割も変わろうとしています。
しかし、どれだけAIが発展したとしても、事業を行うのはあくまでも人です。
今後、人同士のコミュニケーションの重要性は、より一層増すことでしょう。
当事務所としても、引き続き直接面談を重視していきます。