11月9日に独立後初の研修講師をやらせていただきました。
独立直後の時期に顧問のお客様からご依頼がありまして、ようやく実現することとなりました。
今回は自主開催セミナーではなかったのですが、独立前から講師業をやりたかったのでご依頼があった段階で二つ返事でお受けさせていただきました。
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新聞販売店向け消費税の研修
今回の研修の内容は
「新聞販売店向けの消費税の基本的な知識」
ということで、岐阜県の新聞販売店の経営者、約40名に1時間程度の研修をおこないました。
内容はというと、消費税の基本的な仕組みから、課税事業者・消費税の計算方法、そして今回導入された軽減税率制度についてです。
また、新聞は軽減税率の対象品目ですから、販売店として軽減税率にどのように取り組むべきかや、軽減税率導入後の資金繰りなどのお話しをさせていただきました。
消費税は知らない人がいないと言って良いくらいの身近な税金でありながら、その仕組みをきちんと理解して事業をおこなっている方は決して多くないのが現状です。
しかし、事業をおこなっていく上で消費税の仕組みを理解できているかどうか重要です。
消費税の対策を適正にすることが、事業での利益の確保につながると言っても過言ではありません。
ですから、
「消費税についての全く知識のない方がなんとなくでも仕組みを理解できるようになって、これからの経営に役立てることができるようになっていただく」
というのを、今回の研修の私の目標として取り組むこととしました。
資料作成に役立ったのは、ブログの経験
私自身、独立前には講師の経験はほとんどありませんでした。
顧問先からの依頼で、従業員向けに税金についての説明会を開いたことがある程度です。
ですので、今回の仕事を受けたときに不安の気持ちは多少はありました。
しかし、独立後はセミナーなどの講師をやってみたいという気持ちがありましたので、良いチャンスだと思いやってみることにしました。
今回の研修にあたって決めていたのが、
「資料は1から自分で作成する」
ということです。
たとえば国税庁の資料などで、税金についての仕組みを説明しているような資料は多く存在します。
しかし、そう言った資料は「正確な記述」をしなければならないという制約がありますから、どうしてもわかりづらい資料になります。
私自身のモットーとして、「専門用語を使わないわかりやすい説明」をするように心がけていますので、研修の資料も専門用語にとらわれず、なるべくわかりやすいものを作成しようと考えました。
ただ、今まで研修資料を作成した経験がなかったため、どのように作成しようかは少し悩みました。
しかし、実際に作成してみるとそれほど手こずることなく作成することができました。
その理由は、今までブログで定期的に税金についての解説記事を書いてきたからです。
ブログの場合は文字やイラストだけで全てを説明しなければなりませんが、研修は言葉で説明することができます。
ですから、ブログで税金解説記事が書けるのであれば、研修の資料作成はさほど難しいものではないというのが私の感想です。
(パワポの使い方などは多少は調べたりはする必要はありますが)
ですから、セミナー講師を考えている方は、ブログを運営することをオススメします。
なお、研修に向けて作成した資料の一部を貼っておきます。
読売新聞セミナー
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課題もいろいろ見えてきた
今回講師の仕事をさせていただいたことで、私自身の課題もいろいろと見えてきました。
「もっとここを詳しく説明しておいた方が良かったのではないか?」と思った部分もありましたし、自分自身の話し方もまだまだ下手だと感じました。
この辺りはもっと経験を積んでいかなければならないところです。
また、今回は40人程度の方に向けて1時間程度の研修でしたが、私の中では少し人数が多く時間も短いという印象でした。
もっと少人数で、2時間半程度のセミナーをやりたいというのが本音です。
やはり大人数ですと、ひとりひとりの反応が少しわかりずらいです。
ひとりひとりが理解した上で、進行していくというのが私の理想の研修です。
そう考えると私の理想に合ってあっているのは、自主開催の少人数セミナーかと改めて思いました。
いずれにせよ今回は本当に良い経験をさせてもらいましたので、今後に生かして、これからも講師の仕事に取り組んでいきます。
□編集後記□
今日は予定が無くなったため、資料作成を1日かけておこなっていました。
「お客様への説明資料は必要に応じてカスタマイズする」
というのが私のこだわりですが、ようやく形になってきたところです。
結構満足がいく書類が完成したので良い1日でした。
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